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2004年 06月 25日
今年も雨上がりの手賀沼のほとりに香っていた。 子供のころ、実家近くの深山の池のほとりに一本のクチナシの木があった。冬になると赤い実がなる。正月の餅つき時にそれを採ってきて加えると、緋赤黄色の餅ができあがる。天然の色素という訳だ。 赤い実は熟しても決して口を開かないから、クチナシと名づけられた、とされる。 関東以西に見られる、という。 当時、白いクチナシの花は知らなかった。 白いクチナシの花を見たのは50年後。奈良の薬師寺を訪れたとき、玄奘三蔵院の植込みに咲いていた。 京都出張のとき、四条河原町、高瀬川のほとりにも咲いていた。 大阪のホテル前の通りに咲いているのも見た。一輪採ってホテルの部屋においたら、部屋いっぱいにいい香りが充満した。 手賀沼のクチナシの花を知ったのはここ数年前だ。関西で見たのより大きい。種類が違うのかな。大輪八重咲きと一重咲きとがあり、実がなるのは一重咲きの方らしい。
by yamanteg
| 2004-06-25 19:03
| ★手賀沼風景
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