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2005年 10月 26日
今週末から行く奈良・京都への切符もらいに柏駅まで出る。
ついでに映画「蝉しぐれ」を見る。 藤沢周平氏の「蝉しぐれ」、原作は読んだ、TVドラマも見た。 今度は映画だ。 何度見ても新鮮。だが映画はやはり迫力ある。 静→動→静。 若者の友情と、抑制のきいた秘めたる恋と、正義感と。 親父はゆえあって権力争いに巻き込まれ切腹させられる。 お前たち家族に肩身の狭い思いをさせることになるかも知れぬが、親父を恥じてはならぬぞ。何も恥ずべきことはやっていない。このことだけは覚えておけ・・・・・。 人を初めて切った。ふりかかる火の粉ははらわねばならぬ。 バシッ、チャリーン、バシバシバシッー。 親の仇を目の前にして、ちゃぶ台(といったチャチなもんじゃないけど)の足を一本叩き切って仇を殺さない、とは・・・・・。 久し振りに感動した映画なり。 磯貝主計演じる柄本明がなぜかワシは好きだ。渋いなあ。 藤沢周平氏最後の作品は『漆の実のみのる国』(文芸春秋紙連載・・・絶筆)。
by yamanteg
| 2005-10-26 22:26
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